実車査定チェックポイント

 

 

車を査定してもらう時、

 

 

「どこをチェックされて、
それが金額にどれくらい影響があるの？」

 

 

と気になる方もいると思います。
ここでは、実車査定のチェックポイントについて
説明していきます。

 

 

まず中古車の買取査定のチェック項目は、
だいたいどこの買取業者も同じです。

 

 

ただし、チェック項目をどう評価するかは、
各社それぞれ違うので買取価格が違ってきます。

 

 

では、詳しく説明していきます。

 

 

最初に、基本的な情報から
車の買取額のベースを決めます。

 

 

基本的な情報というのは、

 

 

などです。

 

 

ボディカラーは、とても重要です。
同じ車種でも軽自動車で５万円から１０万円。
高級車になると１０万円から２０万円も
査定額が変わることがあります。
ブラックかホワイトパールが人気があります。

 

 

ミッション形式は、
クーペ・オープンやスポーツタイプのセダンや
ステーションワゴンといった走りのイメージが強い車は、
MTの方がプラス査定になりやすいです。

 

 

駆動方式は、
SUVやステーションワゴンなどのレジャー志向が強い車は、
4WDのほうがプラス査定になりやすく、
セダンやコンパクトカーでは、
2WDのほうがプラス査定になりやすいです。

 

 

これらの情報からベースとなる金額が決まります。
そして、ここから査定士の細かいチェックが入り、
マイナスされたり、プラスされたりしていきます。

 

 

実車査定でチェックされるのは、

 

 

 

 

などといったポイントがチェックされます。
単純に次にこの車を買う人にとって
嬉しいポイントは、プラス査定になり、
嫌なポイントは、マイナス査定になります。

 

 

禁煙車というのもポイントになります。
車の中でタバコを吸うと
エアコンに匂いがついたり、
天井にヤニの色が残ったりします。

 

 

タバコを吸わない人は、
タバコに匂いにすごく敏感なので
禁煙車を指定してくる人もいます。

 

 

そのため、中古車販売店では、
前のオーナーは、禁煙だったことを
セールスポイントとして使います。

 

 

このような理由から
喫煙車より禁煙車の方が査定額がアップします。

 

 

 

修復歴は、「今までに事故にあったことがある」ということですが
過去に大きな事故でフレームがゆがんでしまったり、
修理費が30万円以上のかかった場合などは、
大きく減額されます。

 

 

車買取業者が後で気づいて、
当初の買取金額の半額を提示してきたという話もあるので
査定額に大きな影響があると思っておきましょう。

 

 

また事故歴など自分から申告しなくても
プロの査定士からみればすぐわかります。
査定士は、年間に何百台も車を査定しているのです。

 

 

よって、何か質問されたら正直に答えましょう。
嘘をついたら十中八九バレますし、

 

 

「他にもなにか隠してるおそれがあるな。。。
リスク回避のために低めの金額を提示しておこう」

 

 

と一般的な相場より
低い金額を提示されることもあるので気をつけましょう。

 

 

装備面でまず知っておくことは、
最近当たり前のようについているオプション品で
年数が経っているものは、査定額があまり上がりません。

 

 

 

 

などのことです。

 

 

カーナビは、付いているのが当たり前の時代なので
付いてないと大きくマイナスされます。
人気のある商品やHDDで地デジ機能が付いているものは、
査定額をアップさせます。

 

 

また査定には、関係ありませんが
車を売る時には、カーナビに登録してある住所を消しておきましょう。
ほとんどの買取店では、消してくれますが
たまに中古車を購入して
カーナビを使おうとすると
前のオーナーの住所が残っていることがあります。
個人情報は、消去しておきましょう。

 

 

オーディオは、本体より
高音質が出せるスピーカーなどは、
査定額があがります。

 

 

また、

 

 

 

 

などは査定額が確実にアップします。

 

 

 

ただし、車種によっても変わってきて、
高級車を求めるお客さんは、
いろんなものがついてることを望みますが

 

 

安い車を求めているお客さんには、
いろんな装備品がついていても
そんなに関心がないので

 

 

低年式の車やコンパクトカーに
豪華な装備品がついていても
あまり査定額があがらないことがあります。

 

 

結局は、その車に
需要があれば、高い査定額がつき、
需要がなければいろいろついていても
査定額があがらないということになります。

 

 

整備記録簿は、ないとマイナスです。
車検や１２ヶ月点検などの
整備の記録が記載されているのでこれがあれば
きちんと整備していたことを示す証拠になります。

 

 

紛失するとちゃんと整備をしていても
それを証明できないのでマイナス査定されます。
.

 

取扱説明書もないとマイナスです。
車の説明書だけでなく、
カーナビなどの装備品の説明書も
ダッシュボードにいれてなくさないようにしましょう。

 

 

 

 

車買取店って1台買い取ったら利益がいくらでるの？

 

 

車買取業者の多くは、ユーザーから買い取った車を
中古車オークションに出品して利益を出しています。
（※他にも自分のお店で売る業者もいます。）

 

 

そこでユーザーからの買取価格を決めるときに
直近の中古車オークションで取引されている価格から
これくらいで売れるだろうという金額を決めて、
そこから利益を差し引いた金額が査定額になります。

 

 

買取店は、ユーザーから1台買い取ると
平均で10万円程の利益がでます。

 

 

しかし、これは、あくまでも平均で
実際は、3万円の時もあれば50万円の時もあり、
時には、マイナスになることもあります。

 

 

マイナスになるケースは、
業者間のオークションで予想の金額で
売れなかった場合です。

 

 

例えば、ユーザーに複数の買取店で価格を競らされて、
利益がギリギリしかだせないと思われる金額で買い取り、
オークションに出品しても
予想より低い金額で落札されることがあります。

 

 

逆に大きく利益をだすケースでは、
業者間のオークションの相場より
かなり安く車を買い取れた時です。

 

 

例えば、相場を知らないユーザーが
1社だけ査定して売ってくれたので
買取店が提示したかなり低い金額で買い取れたケースです。

 

 

このように1社だけで査定して売ってしまうと
その買取業者が安いのか高いのかすらわからないので
必ず複数の業者に価格を競わせて車を売りましょう。